新型コロナウィルスは、企業の人事管理業務にも多大な影響を及ぼしました。その結果、企業は新たな業務の進め方を模索することになり、世界中の企業が採用活動やオンライン面接の実施、リモートワーカーへの対応を含めた、人事管理業務の急速なデジタル化を余儀なくされました。
HR-ONのCEOアリ・セヴィック氏は、10年前のTVインタビューで、将来的にオンライン面接は当たり前になっていくだろうと予測していました。また、最近では以下のようにコメントしています。
「かつては夢のような話だった、オンラインでの面接やコミュニケーションの機会がいかに重要であるかを新型コロナウィルスが浮き彫りにしてしまったのは悲しい事です。
しかし、理念の根底にある私のアイデアが関連している事は嬉しく思います。将来的にはバーチャルリアリティとミックスリアリティを
採用活動に取り入れる構想もあります。」
Ali E. Cevik, CEO of HR-ON
オリジナルインタビューはデンマークのTV2Fynのリンクでご覧になれます。
デジタル採用活動、オンライン面接への移行
コロナウィルスがもたらした不確実性と経済困難の最中でも、多くの企業が採用活動を行なっています。世界最大のテック大手グーグル、アマゾン、フェイスブックなどは、オンライン採用に移行しています。中でもアマゾンは対面面接からオンライン面接に変更しました。同様に、世界的な会計事務所であるEYは、英国での学生の採用プロセスのデジタル化にいち早く取り組みました。
デンマークの企業HR-ONのクライアントの多くが、最新のオンライン面接機能を利用しています。特に高く評価されているのはブラウザ上での直接オンライン面接ができる機能です。
このサービスが開始された初日のみで1200人以上の求職者がオンライン面接に招待されています。採用担当者の方はオンライン採用を行なう際に、この最新オンライン面接機能を最大限に
活用する事をお薦めします。
新型コロナウィルス禍において、デジタルリクルーティングのメリットを経験したことが、今後は多くの企業の採用戦略に変化をもたらし、それにより新型コロナウィルス収束後もHR-ONリクルート のようなe-リクルーティングソフトウェアを使用する企業は増えるでしょう。新型コロナウィルスによって、企業が次世代の採用活動に近づき、e-リクルーティングとオンライン面接が
時間とコスト両方を節約できる事を証明した結果になりました。
企業の競争力維持と強化の為のデジタルトランスフォーメーションと可能性への理解
新型コロナウィルスの流行によって多くの人がオンライン会議、バーチャルイベント、リモート管理、オンライン面接等を行なってきました。本来であれば何年もかかったはずのデジタルトランスフォーメーションは一瞬にして移行を余儀なくされました。こうした影響にも後押しされ、昨今企業は、デジタルツールの必要に迫られ、特に大手企業はデジタルインフラに大規模な投資を計画をしています。
ロックダウンの影響で、世の中がデジタルの世界に目を向けるようになった事は、大きな一歩です。そして、これから更に理解を深める事により、デジタル化へのスピードに拍車がかかるでしょう。
新型コロナウィルスによってもたらされたデジタル化移行のチャンス、それは結果として、人事部内のデジタルツールの開発を後押しする事となりました。例えば、オンライン会議やオンライン面接なども機能的になるでしょうし、今後はバーチャルリアリティがワークフロー に欠かせないものになるでしょう。
リモートワークを円滑にする社員管理ツール
コロナウィルスの流行により、社員が在宅勤務を余儀なくされる企業が後を断ちませんでした。当初は不都合な事もあったかもしれませんが、企業側も社員側も在宅勤務のメリットに比較的短時間で気づく結果になりました。
コロナウィルスの収束後も、リモートワークは更に普及すると思われます。そのため、企業にとっては作業が軽減する人事システムの導入は、これまで以上に重要になります。また、企業側はオンライン社内ミーティングの開催、業務指示、業務の進捗状況の確認等全てを網羅した社員管理システムがこれからの時代に必要不可欠です。アプリで一度に多くの社員にデジタルメッセージやアンケート、e-ラーニンクなどを発信でき、モバイルベースで社員と繋がる事ができます。
コロナウィルス収束後の変化
新型コロナウィルスが発生した事で、次世代の人事管理業務に一歩近づきましたが、この危機を乗り切るには、ワークライフと人事管理業務のデジタル化に柔軟に適応していく事が重要です。人事管理業務のデジタル化、オンライン面接の実施、リモートワークを促進することで、企業はより良い将来を見いだせるでしょう。